マスクをしながら話していると、息苦しくなる原因と解決法【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。

 

新型コロナの影響で、常にマスクが必須になりましたね。

 

仕事でも、

顧客に対して説明をしたり、会議で発言したりなど

マスクを着用したまま話す場面が

多くなったのではないでしょうか。

 

もしかしたら、

プレゼンテーションやセミナー講師をする際も

マスクをして話さなければならない方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

そのため、

マスクを着けたまま話していると、どんどん息苦しくなってくる

というお話をよく聞くようになりました。

 

なかには、酸欠状態になってしまう人もいらっしゃるようです。

 

そこで、今回は、

マスクをして話しても、息苦しくならない対策をお伝えします。

 

 

浅い呼吸は、息苦しさの原因!

まず、マスクをしながら話して、息苦しくなってしまうのは、

普段話す時に、呼吸が浅い人が多いです。

 

呼吸が浅いとは、つまり、

「少ない息」を「こまめに素早く吸いながら」話しているんですね。

 

そして、マスクをしながら話すと、声がこもってしまいますから、

意識的に、または無意識に

“いつもよりもちょっと大きめの声”を出そうとします。

 

そうすると、いつもよりも息をたくさん使います。



そして、いつものように素早く吸おうとしても

マスクをしていては空気が吸いづらいですから、

すぐ息を使い切って・・息が素早く吸えなくて・・

の繰り返しで、話せば話すほど、苦しくなくなります。

 

 

短時間で素早く息を吸おうとすると、

マスクがあると充分に吸えないのです。

 

 

今こそ、腹式発声を身につけよう!

マスクをしたまま話していると息苦しくなってしまうのを解消する方法は

「腹式発声」です。

 

腹式呼吸で、声を出すんですね。

 

「腹式発声」と言うと

舞台の役者さんなど、大きな声を出す時にするもので、

自分とは関係ない、という認識がある人も

いらっしゃるかもしれません。

 

ですが、腹式発声は、

小さな声や、普通のボリュームの声で話す時にも

効果的に使えるんです!

 

腹式発声は、たくさんの息を吸える上に、

その息を、腹筋を使って調整しながら声を出す方法ですから、

そこに、声の大きいも小さいもありません。

 

声のボリュームは、息の調整次第です。

 

話すために、たくさんの息を効果的に使うのが

腹式発声なんです。

 

 

たくさんの息を吸って使えるので、

こまめに息継ぎをする必要もなくなります

 

話しながら息を使い切ったら、ゆったりと息を吸えばいいのです。

 

マスクをしながら

短時間で素早く、こまめに息を吸おうとするから

充分な息が吸えないのであって、

話が一区切りついたところで、ゆっくりとたっぷり息を吸えば

問題なく呼吸することができるはずです。

 

 

さらに、

マスクをしているために”いつもよりちょっと大きめの声”を出すにも、

腹筋の力を調整するだけで、ラクに出せるようになります。

 

腹式発声の身につけ方については、以下のリンクからご覧ください。

伝わる話し方の基本!「話す時の呼吸」を身につける練習法

 

 

まとめ

このように、マスクをしながら話して息苦しくなってしまう原因は、

元々、話す時の呼吸が浅い(こまめに素早く息継ぎをしている)から。

 

そして、それを解決するには

腹式発声を身につけて話しましょう。



もちろん、マスク自体の材質も

空気を通しやすいもの、通しにくいものがありますから、

見直してみましょう。



今後、いつまでマスクをしたまま話し続けなければならないのか、

終わりが見えてきません。

 

腹式発声は、一度身につけてしまえば、

あとは一生もののスキルとなって

体が自然とやってくれるようになります

 

 

酸素不足は、体によくありませんから、

今こそ、腹式発声を身につけて

息苦しさ以外の話し方のスキルアップも叶えましょう。

 

以下の記事には、マスクをして話す時の呼吸の仕方について

もう少し詳しく書いています。

 

気をつけきゃ酸欠になる!マスクをしながら話す時の呼吸



  

  

  

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