マスクとソーシャルディスタンスによって変わる”話し方のスキル”【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。
Withコロナの時代と言われる中で、
ビジネスシーンで話す時に、コロナ前と大きく変わったことといえば
- 対面からオンラインへ
- 対面なら、マスク・透明アクリル板越しで、ソーシャルディスタンスを保つ
ということではないでしょうか。
これによって、これまでと同じような話し方をしていては、
「声が届きにくくなった!」
「伝わりづらくなった!」
と感じている方もいらっしゃると思います。
オンライン環境で、話が伝わりやすくするコツについては、
以下のリンクよりご覧ください。
また、マスクをしたまま話す時のコツについては、
以下のリンクよりご覧ください。
話しているとマスクがずれてしまう方必見!マスクがずれない話し方のコツ
さて、上記のリンク記事でも少し触れているのですが、
Withコロナ時代には
これまで以上に、”話すスキル”が求められていると感じます。
なぜなら、
これまで、ビジネスでの1対1での対話で
自分なりに問題なくお話できていた方々が、
マスク・透明アクリル板越しで
ソーシャルディスタンスをとって応対しなければいけない状況では、
話すことに”不自由”を感じられているのをよく耳にするからです。
例えば、
- 相手に言葉が届きにくくなって、何度も聞き返される
- 以前より声を張って話さなければならず、喉が痛くなる
- 話しているのが苦しい
などです。
これまで私は、
主に「人前で話す方」に向けて
声の出し方や表現方法をお教えしてきました。
人前で話すというのは、
聞き手が少人数であっても「1対多」になるので
“人前”という認識です。
これまでは、ビジネス上で、
1対1での会話と、「1対多」で話すのとでは
必要なスキルが違っていました。
1対1の会話は、キャッチボールと同じです。
相手の反応(言葉)ありきで、進める話になりますから、
「コミュニケーション力」や「聞く力」が必要になります。
状況によっては、
相手の方が、話の主導権を握る場面もあるでしょう。
対して、人前つまり「1対多」で話すには、
話す側が主導権を握ることになります。
そのため、「伝える力」が重要なポイントとなります。
「伝える力」の中には、
・聞き手の心をつかむ声
・声の表現力
・言いまわし
・話の構成
なども含まれます。
ですが、マスク・透明アクリル板(透明シート)・ソーシャルディスタンスという
コロナ以降の話す場面では、
1対1での対話であっても
人前で話す時のスキルが必要になってきたのです。
Withコロナ時代に必要な”話すスキル”とは?
1対1でも
マスクとアクリル板越しで、ソーシャルディスタンスをとっての対話では、
相手までしっかりと届く声や
話し続けても疲れない発声法が必要になってきます。
そのためには、腹式発声を身につけていただくのが一番です。
腹式発声をすると、ラクに通る声が出せるようになります。
また、マスクをしたまま話して息苦しくなるのも、解消することができます。
腹式発声については、以下のリンクの記事をご参考になさってください。
さらに、これまで以上に
相手に言葉をはっきり届ける技術も必要になります。
これは、単なる滑舌の問題ではなく、
抑揚を適切につけて大事な言葉を際立たせたり
言葉がこもらないような発音を身につけたりすることです。
換気のために窓を開けているせいで
少し騒がしい環境で話すこともあるでしょう。
そのような状況で、なおかつ
マスクやソーシャルディスタンスで心理的距離が遠くなった相手に対して
しっかりと声が届く・言葉が届くためのスキルが求められるのです。
まとめ
これまで私は、「1対多」で話す機会がない人
(会話のラリーばかりで、自分主導で話すことはない人)
にとっては、
腹式発声も、言葉をはっきり届けるスキルも
「そこまで必要ではないのでは?」
と思っていました。
声が響かなくても、滑舌がはっきりしなくても、
コミュニケーションはできますから。
ですが、マスクやソーシャルディスタンスという状況で、
もっと多くの人に、私がお教えできるスキルを届けたいと思うようになりました。
話すことに”不自由”を感じていらっしゃる方の
解決の糸口になればと思っています